2024年(令和6年)1月、埼玉県川口市在住のトルコ系クルド人の無職の男A(21歳)は、自分の車内で中学生の少女(当時14歳)を性的暴行を行い、同年5月に県青少年健全育成条例違反罪で懲役1年、執行猶予3年の判決を受け確定後、、保護観察中にも関わらず、同年9月13日、中学生(当時12歳)の少女を誘拐し、午後8時頃から同11時15分頃までの間、川口市内のコンビニ駐車場などに止めた乗用車内で性的暴行を行った。 2025年7月、さいたま地方裁判所(室橋雅仁裁判長)はA被告に対し「反省の態度が全くみられない」などとして懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。 2026年2月、東京高裁(細田啓介裁判長)は、被害者側と示談が成立したことを理由として一審判決を破棄し、A被告に対し懲役6年6月を言い渡した。 Aはトルコ生まれ日本育ちの在留クルド人で、事実上の「移民2世」で、難民認定申請中で仮放免中だった。また、埼玉県警は2度目の事件について発表しておらず、情報を知った埼玉県議が問い合わせても県警は答えなかったという。 刑事裁判 一審(さいたま地裁) 2025年(令和7年)7月30日、さいたま地方裁判所は、埼玉県川口市内で女子中学生に性的行為をして有罪となり執行猶予中に、別の中学生の少女(当時12歳)が16歳未満と知りながら、2024年9月13日夜、川口市内のコンビニ駐車場に止めた車内で性的暴行を加えるなどしたとして不同意性交の罪に問われている、トルコ国籍のクルド人で無職、A被告(22歳)に対し「反省の態度が全くみられない」などとして懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。 裁判長は判決の量刑の理由として「被害者の人格を一顧だにしない欲求本位の粗暴かつ卑劣な犯行で、被害者の身体的、精神的苦痛は大きく、今後の健全な成長への悪影響も懸念される。被害者は事件後に周囲から誹謗中傷を受けていると供述しており、処罰感情は厳しい」と指摘したうえ「被告は執行猶予3年の有罪判決を受けて社会で更生する機会を与えられ、その裁判で『二度と同じような犯罪も、他の犯罪もしません』などと供述したにもかかわらず、わずか3カ月余りで何ら思いとどまることなく本件犯行に及んでおり、女子児童に対する性犯罪の規範意識は希薄というほかない」とした上で、「犯行後に被害者や少年に口止めするなどした上、公判では犯行を否認し、不合理な弁解をしており、反省の態度は全くみられない」と断罪した。 傍聴席ではクルド人の親族とみられる4人が傍聴しており、閉廷後、そのうち民族服姿でスカーフを被ったAの母親がトルコ語で「人を殺していない。なぜそんな罰を与えるのか」と大声で叫び始めた。職員から「発言をおやめください」と制止されても「誰も殺していない。懲役8年を与える必要はない」などと叫び続けた。A被告はその声に呼応するように、刑務官が腰縄をつけようとした際に抵抗して頭突きするなどしたが、刑務官3人に制止され、抱きかかえられるようにして退廷した。 同年8月30日、A被告は一審判決を不服として控訴していたことがわかった。 A被告は一審判決後、デイリー新潮の取材に対し、「(被害少女が)お金をとれると思って騙したんじゃないかと思う」「相手側と話して、示談できるなら示談したい。2000万円準備してる。弁護士に、相手側の親に聞いてみて、と頼んでる。弁護士も、私選で2人に増やしているところ。お父さんは解体工事の会社をやっているから、そのお金で、お父さんが2000万円用意した。ここを出たいから、家族は応援して待ってくれてる」と話している。 控訴審(東京高裁) 2026年2月10日、東京高裁(細田啓介裁判長)は、被害者側と示談が成立したことを理由として一審判決を破棄し、A被告に対し懲役6年6月を言い渡した。判決はまた、被告の未決勾留日数のうち160日の刑期への算入を認めた。これにより、刑期は1審の懲役8年から1年6カ月間減刑され、さらに160日(約5カ月と10日間)が6年6カ月から差し引かれる。 細田裁判長は判決で、一審の事実認定を維持した上で、被告側の「一審判決の量刑が重すぎて不当である」という控訴理由について検討し、「犯行の性質、態様や、被告が青少年育成条例違反により執行猶予判決を受けたにもかかわらず、その約3カ月後に本件に及んだことを考えれば、本件の犯情は長期の服役を相当とする部類に属するといわざるを得ない」として、一審判決の量刑は妥当と評価した。 その上で、「一審判決後、被告が被害者につらい思いをさせたことを理解し反省を深めるとともに、被害者側に400万円を支払って示談を成立させ、被害者の親権者から寛大な刑を求める意向が表明されるに至ったことが認められる」と指摘し、「このような事情を加味すると、現時点では、一審判決の量刑は刑期の点で重すぎるに至ったといえ、被告に対しては懲役6年6月の刑を科するのが相当であると判断される」と判示した。 “性犯罪クルド人男に懲役8年判決「反省全くない」法廷で刑務官に頭突き、親族は大声で騒ぐ” 産經新聞 (2025年7月30日) 他 パスワードを入力してください。
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